iPhone/iOS 8 標準カメラアプリで撮影時に露出調整。紅葉の写真撮影にいいかな?

公開日:  最終更新日:2014/10/22

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SiSO-LAB

iOS 8になって標準カメラアプリで露出調整ができるようになりました。iOS 7以前では、フォーカスを合わせた場所と露出測光する場所が同じ必要がありましたが、iOS 8からはフォーカスを中心に合わせ、その後、露出調整ができるようになっています。

露出調整機能が追加されて明るさ調整できるように!

ちょっと本格的な操作のできるカメラアプリなどでは、多くのアプリがフォーカス点と露出測光点を分離して指定ができます。そのため、キャプチャ画面内に限りますが、その中で適切な露出測光結果になりそうな場所を選び、写真全体の露出値を決めるというテクニックが使えます。

それができない場合は、フォーカスと露出測光を別の場所でロックするという方法もありましたが、あまり直感的な操作ではありませんでした。

iOS 8になってカメラのコントロール機能が増えたようで、フォーカス、露出測光が済んだ後に露出調整(明るさの調整)ができるようになりました。

これを使えば、機能的にはフォーカスと露出測光が分離したのと同じことができるようになりました。あ、でも、他のカメラアプリもiOS 8対応になってなかなか唸るアップデートをしています。また、別記事で紹介します。

秋の空をバックにした写真なんかいいんじゃないかな?

明暗の差が大きい被写体を撮影してみたり

写真編集にて明るさを調整することができますが、例えば、暗くつぶれてしまった色は、いくら後から編集してもくっきりとした写真にはなりません。後から編集できるにしても、やはり、写真の中で大事にしたい部分は、なるべく多くの情報を記録する必要があります。

そのためには、写真撮影時になるべく意図した状態で撮影する必要があります。

ちょっと天気が悪いのですが、少し晴れ間があったのでだんだん紅葉してきている公園の木を撮影してみました(画像はキャプチャ画面のスクリーンショットです)。

iPhone iOS 8 カメラ 露出調整

葉っぱが下に垂れていたので、手前の葉っぱにフォーカスを合わせてみたのですが、写真が暗くなってしまいました。これは、葉っぱの背景になる空が多く映り込むため、空の白さを基準に露出が決定されたためです。

こういう時に露出調整が役に立つ

ということで、もうちょっと暗いところが多い、高いところ(写真奥側)にフォーカスポイントを移動してみました。写真の明るさとしては、葉っぱが少し紅葉している色もわかりますし、雲の隙間から見える空の青色もわかります。

SiSOが見ているイメージはこれぐらいの感じで、この時は結構明るく感じていました。たぶん、目が曇り空に慣れていたんでしょう。

iPhone iOS 8 カメラ 露出調整

明るさというか色合いはこんなもんですが、手前の葉っぱにフォーカスがあっていないため、ちょっとくっきり感がなくなってしまいます。

そこで、手前の葉っぱにフォーカスを合わせ、iOS 8の新機能である露出調整を使います。フォーカス&露出指定した枠の右側に「太陽」ようなものが表示されていますが、これが露出調整です。

これを上下させることで明るくしたり暗くしたりすることができます。操作は画面のどこでも良く、太陽アイコンを触る必要はありません。

ということで、先ほどの写真撮影のケースで、手前の葉っぱにフォーカスポイントを合わせ、露出を調整してみました。

iPhone iOS 8 カメラ 露出調整

こうやって撮影したのが以下の写真です。

iPhone iOS 8 カメラ 露出調整

ちょっと明るくしすぎたかな?でも、狙った葉っぱにちゃんとフォーカスがあっているのは気持ちいいですね!

iPhone iOS 8 カメラ 露出調整

ちなみにこういうシーンではHDR撮影がかなり有効ですが、意図通りに撮影したいというのとはまた別ですので、こういったテクニックをちょっと覚えておくと良いかと思います。

ProCamera 8等のカメラアプリなら数値表示可能

本記事はiOS 8ネタということで、標準カメラアプリにの話を書きましたが、iOS 8リリースにより、各サードパーティ製のカメラアプリも機能強化されています。

この露出調整機能も、ProCamera 8であれば数値表示になり、調整用のダイアルも固定された場所に表示してくれるので操作しやすいです。

数値表示ができると写真撮影時の満足感もありますが、また別の機会に露出調整を使う時、どれくらい調整するとどのようになるのかという経験値になります。そうすれば、ディスプレイがちょっと見辛いような状況でも、適切な調整ができるようになると思います。

そんなわけで、ちょっと本腰入れて写真撮ろうかな?というのであれば、やはりそれなりのアプリが良いかと。SiSOは、ProCamera 7/8を愛用中です。

 

ProCamera 8 6.0(¥400)App
カテゴリ: 写真/ビデオ
販売元: Cocologics – Cocologics GmbH(サイズ: 42.6 MB)
全てのバージョンの評価: (125件の評価)

 

今日の一言二言三言

 

朝夕が ちょっとひんやり 初秋のころ

見上げた木々は 秋の色かな

 

季節の変わり目は、何かと変化のある時で、写真撮影へのインスピレーションとかビシビシ来ますよね!家族でハイキングに行けるようになってきたこともあり、バシバシと秋の彩を撮っちゃうぞ!(と、気合を入れるも、家族が風邪をひいて出かけられなくなったりして)

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